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「ひ……引っ越す……ですか? 明後日……、明後日引っ越す……」
一人パニックに陥る床宮京。
そんなんだから、神谷千里から見事な返り討ちをされたのにも気づくそぶりもありません。
「あれ、聞いてない」
千里はしてやったりの表情をしていますが、京はそんなのも目に入りません。
「アホやな京様。返り討ちくろとるやん」
八月一日風悠愛が呟きますが、それすらも聞こえていません。
結局京が千里の返り討ちに気づくまで、まだ少しの時間がかかりました。
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