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(バカ言うなよ。こんな目に逢って、すぐに動ける訳ないだろ!)
立ち上がろうと少し背中を丸めたその時。
ヒュン…バツッ
背中の後ろを何かがカスめた
振り向くと今まで背もたれていた壁には
金色に輝く大きな斧がザックリと刺さった
どういう事だ
【何やってんだよ!死にてぇのか!アヤシだよ!】
(なんなんだよ……意味わからねぇよ)
投げられた方向、ここから見える廊下の向こう端には
ボクと同じクラスの野球部のエース、高口が居る
両手に持つのは 斧。
ブヮゥン!
うわっ、投げてきた?
バツッ!バツッ!
…危ねぇ…なんでとどくの?50メートルはあるぞ、
野球部だから。
イヤイヤ、人間じゃないだろ…
.
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