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side.k
最近ちゃんと休めてないからか、かなり疲れてる。
これが終われば今日の仕事は終わりだし、まっすぐ帰ろう。
…と思っていたのに。
「やーぶちゃん♪」
「何、ひかる。」
「今日、俺の家ね。」
俺の肩を組んで言ったあと、ひかるは返事も聞かずにいのおのところへ行ってしまった。
「…強制かよ。」
ため息と共に、今日寝られるかな、なんて心配になった。
明日は確か1日オフ。
ひかるの家に泊まるってことは、そういうことだろう。
これからさらに疲れるのかと思うと、体がさらに重く感じてきた。
「やぶくん、大丈夫?疲れてるでしょ。何か飲む?」
「や、大丈夫。ありがとな、ゆうと。」
…ひかるも気づけよな、恋人のくせに。
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