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「お前らは此処で暫く隊長と打ち合ってろ。隊長がいない奴は適当に誰かと戦ってろ!」
土方はそれだけいい道場から出ていった
斎藤隊長いないしな~
誰か暇な人は…
うわっ
沖田さんと目が合った!
「做崎さん!試合しましょう!」
強制!?
「1番隊の方と打ち合わないんですか?」
「終わりました」
終わった!?
さっきまで沖田さんがいた場所を見ると無惨に倒れている人達
あれと一緒にはなりたくない…
「1番隊隊長命令です!」
職権濫用!!
何なんですか!?
この人!
幹部の皆さんの哀れみの目が痛いです
「分かりました。でも俺弱いですよ?剣術を習ってまだ数ヶ月ですから」
いや
数ヶ月も立ってないが…
時には嘘も必要だ
「数ヶ月!?余計楽しくなってきました!」
言うんじゃなかった!
「ほら!さっさと構えて下さい!」
楽しそうに笑う彼をもう止める事は出来ない
諦めた刹夜は竹刀を握り締めた
「あれ?刀をさしたままですよ?」
「大切な刀なので」
「そうですか。まぁいいですよ!じゃあ始めましょう!」
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