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「何かご用ですか?」
漆黒の長い髪を高い位置で結んだ青年が八木邸から顔を出した
少年は一瞬目を細め、すぐに表情を変える
「初めまして。俺は做崎刹夜<ナザキセツヤ>といいます。今入隊試験が行われてるんですよね?俺も入隊したくて此処へ来ました」
「隊士希望の方ですか。私は沖田総司と言います。それじゃあ道場まで案内しますね」
やっぱりこの人が剣豪と謳われる沖田総司…
さすがだな…
俺の外見で強さを判断しなかった
少年、刹夜はもう1度口角を上げてニヤッと笑った
そして道場に向かう沖田を追いかけるのであった
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