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「総司が死んで、もう怒鳴りまわすことも、総司の憎ったらしい笑顔も見れないと思ったら何もする気になれなくてな」
「土方さん…」
土方さんは私を見ると
「でも総司そっくりの勇司がここにいてなんとか立ち直れた」
と微笑んだ
「私も総司さんが亡くなって絶望してました。
毎日毎日朝が来て夜が来て、総司さんがいない日々は1日が長く感じられました。
勇司が日に日に成長していくにつれて総司さんそっくりになっていって…
だから私は苦しくなってただ逃げてただけかもしれません」
総司さんに似てくる勇司に胸が苦しくなったのかもしれない
勇司を見ると総司さんを思い出して、
思い出すと会いたくなって……
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