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「千鶴の言ってることが分かる気がする」
私が顔をあげると土方さんは走り回る勇司を目で追っている
「最近ますます総司に似てきたからな。俺だって総司って呼びそうになる」
私は聞きたかったことを土方さんに聞いた
「土方さん」
「ん?」
「勇司は私が勇司をここに置いてきたことをどう思ってるんでしょうか?」
「……」
「勇司は寂しくないと言ってたんですけど10年も母親に会えないっていうのはやっぱり寂しかったですよね」
たった5才の子供を自分の身内のいないとこに1人置いていくのはやっぱり不安だったに違いない
でも土方さんの口から出た言葉は予想外な言葉だった
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