☆お花見

10/15
前へ
/175ページ
次へ
「それにしても綺麗な所ですよね」 「そうだね」 総司さんの隣で桜の木を見上げる 「あ…」 総司さんは私の頭についた桜の花びらをとってくれた 「ありがとうございます」 総司さんに微笑むと何故か総司さんは顔を背けた 「どうしたんですか?」 「……その顔ダメだって」 そういうと私の頭を抱き寄せた 「総司さん?」 「好きだよ…千鶴。大好き」 「総司さん、私も「あっ!そこでイチャイチャしてる!」 振り向くと勇司が私たちを指差していた 「勇司、うるさい」 総司さんが言うと勇司は口を尖らせて違う所へ行った 「全く、勇司は……」 総司さんの呆れ顔が可笑しくて私は心の中で笑ってしまった  
/175ページ

最初のコメントを投稿しよう!

132人が本棚に入れています
本棚に追加