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「それにしても綺麗な所ですよね」
「そうだね」
総司さんの隣で桜の木を見上げる
「あ…」
総司さんは私の頭についた桜の花びらをとってくれた
「ありがとうございます」
総司さんに微笑むと何故か総司さんは顔を背けた
「どうしたんですか?」
「……その顔ダメだって」
そういうと私の頭を抱き寄せた
「総司さん?」
「好きだよ…千鶴。大好き」
「総司さん、私も「あっ!そこでイチャイチャしてる!」
振り向くと勇司が私たちを指差していた
「勇司、うるさい」
総司さんが言うと勇司は口を尖らせて違う所へ行った
「全く、勇司は……」
総司さんの呆れ顔が可笑しくて私は心の中で笑ってしまった
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