☆たくさんのありがとう

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千鶴side 「……ん」 急に目が覚めた私は襖を開け、廊下に出た 「……寒っ」 外は大風が吹いていて、まるで春の終わりを告げているようだった 昨日、お花見した所の桜の木を見るともうほとんど桜の花びらは無くなっていた 「こんな風が吹いてたら無くなるよね」 ちょっと寂しい気持ちを胸にまた自室へと戻って行った 「まだみんなも寝てるから、もう一眠りしようかな」 そう言って布団に入ると 「……ん?」 枕元から一枚の紙が出てきた  
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