☆10年ぶり

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そして…… ――総司さんが死んだこと たくさん得たものもあったけど、そのぶん大切なものを1つ失った 「あれ?一さんは?」 勇司の言葉で気づいた 確か部屋の中に斎藤さんはいない その時襖が開いた 「あ、一さんどこ行ってたんですか?」 「茶をいれてきた」 と斎藤さんがお茶を持ってきた 「あっすいません。言ってくださればいれてきましたのに」 私が頭を下げると 「お前は客だろ。客に茶などいれさせてどうする」 とお茶をみんなに配る 「ありがとうございます」 私がお礼を言うと斎藤さんは少し微笑んだ 斎藤さんが笑うと心が和むというか癒やされるなぁ  
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