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そして……
――総司さんが死んだこと
たくさん得たものもあったけど、そのぶん大切なものを1つ失った
「あれ?一さんは?」
勇司の言葉で気づいた
確か部屋の中に斎藤さんはいない
その時襖が開いた
「あ、一さんどこ行ってたんですか?」
「茶をいれてきた」
と斎藤さんがお茶を持ってきた
「あっすいません。言ってくださればいれてきましたのに」
私が頭を下げると
「お前は客だろ。客に茶などいれさせてどうする」
とお茶をみんなに配る
「ありがとうございます」
私がお礼を言うと斎藤さんは少し微笑んだ
斎藤さんが笑うと心が和むというか癒やされるなぁ
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