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「ねぇ母さん……」
「何？」
勇司を見ると真剣な顔をしていた
「近藤さんってどんな人だったの？」
「え？」
「父さんにとってお兄さんみたいな存在だった近藤さんってどんな人だったの？」
「そっか…勇司は近藤さんのこと知らないんだったね」
近藤さんは私と総司さんが結婚する前に亡くなったから勇司は近藤さんのこと何も知らないんだ
私は少し考えるように天井を見て考えた
そして仏壇の中にある近藤さんの笑ってる写真を見て口を開いた
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