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「いてぇ…、手加減なしかよ…」
「ネタバレしたお前が悪い、それに“あれ”の恨みもあるしな」
目の前の馬鹿の名前は安西 勇助(アンザイ ユウスケ)。
見た目は、ワックスでおもいっきりたてた髪が特徴で、賢斗ほどではないがカッコイイ部類の顔。
入学初日から初対面の俺と賢斗を含むクラスの生徒達をカラオケに誘うという、友好的で元気な奴だ。
こんな性格なので、クラスのムードメーカーとして活躍していた。
ちなみに、モテそうという理由で軽音楽部に入っている。
「“あれ”ってお前…、なかなか良かったじゃないかよ!」
ニヤニヤしながら勇助は言う。
「どこが良かったんだよ!大体、お前がちゃんと…」
キーンコーンカーンコーン
「あ、予鈴」
「そういう訳で、その話はまた後で!!」
そう言うと、勇助は視界からいなくなっていた…。
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