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「!?大丈夫かっ!?」
あまりの唐突さに驚きながらも土方は
その少女の腕を掴み、陸へと引き上げる。
引き上げる途中、土方は少女が大切そうに片腕で持っている鞄のようなものに気がついた。
不思議に思ったが、土方は少女を引き上げることに集中した。
程なくして陸に上げられた彼女は少し水を飲んでいるようであった。
「げほっごほっかはっ」
さっきの土方と同じようにむせるとと
ポツリと少女は呟いた。
「あれ・・・?私、生きてる、し」
それだけ言うと少女はまた深い闇に意識を落とした。
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