出会い

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「なんだってんだよ・・・?」 倒れた少女を見て、 土方は意味がわからないというように呟いた。 変な服装の少女が怪しくて不思議でならなかった。 湖の近くに今居るのは土方と 意識をなくした少女のみ。 土方の独断で怪しいからと言って斬り捨てることも そのままにして帰ることもできる。 しかし土方はその不思議な少女を 両手を使って丁寧に背負い、屯所へと向かって歩き出した。 間者としての疑いも勿論持っていた。 しかしそれ以前に、人として誠の旗を掲げる者として 1人の少女をおいていくことができなかった。 「か、間者だったら大変だからなっ」 少し照れた口調の土方。 これが彼の言い分らしい。
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