プロローグ

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「ま、でも新撰組がかっこいいのはまじだからさ」 雅はぐいっと葵に本を押し付けた。 「『新撰組の歩み』? ――――ってこんなの私読まな・・・」 「あ、やば私進路のことで担任に 呼び出されたんだった!じゃ、また明日っ」 葵が本を突き返す前に雅は教室を出ていってしまった。 1人取り残された教室で葵はぽそりと呟く。 「新撰組なんか大っ嫌い。      難しい問題ばっかだし」
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