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本来のデートコースは‥
咲妃の買い物に付き合って‥
ぶらぶらして‥
飯食って‥
俺ん家でまった‥
咲妃は予定をすっ飛ばして
俺ん家に直行して‥
俺は今‥
ソファーの下に
座らされている‥
咲妃はソファーに座って
俺を見下ろしていた…
怖っ‥!!
咲妃は怖い顔をして
「‥リョウ。説明して。」
と言った‥
俺は大悟とファミレスで
会った所から説明した‥
咲妃は黙って
俺の話を最後まで聞いた。
そして‥
質疑応答タイム。。
「疑惑①‥
バイト先知ってるの?」
「今は知らねえ。ただ‥
時間の問題らしい‥」
(あの調子じゃすぐ来そうだ)
「疑惑②‥
リョウちゃん。って‥
リョウは何て呼んでるの?」
「特には‥お前。とか?
‥あ。ワンコとか?」
(それも疑惑なのか?)
「ワンコっ!?」
「アイツ、犬みてえじゃね?」(ちょっと笑ってみた。)
「何、笑ってんの?」
(怒られた‥)
「ヤメテ。その呼び方。」
「‥はい。でも名前忘れた。
苗字知らねえ‥」
(何て言ったかな?
マジ覚えてねえし‥)
「ハタ・チアキよっ。」
(あそ。よくご存知で‥)
「咲妃、知ってんの?」
(俺も質問してみた。)
「リョウは知らなくていいっ」
(バッサリ斬られた…)
「疑惑③‥あの人。
リョウの事好きだよね。
絶対好きだよね。
絶対バイト先に来るよね。
毎日でも通いそうだよね…」
咲妃は怖い顔から
泣きそうな不安な顔になった‥
俺は咲妃の横に座り
咲妃を抱き締め
頭を撫でてやった。
「咲妃‥
アイツが毎日来たって‥
アイツが俺を好きでも‥
俺には関係ねえよ。
咲妃以外の女に興味はない。
俺は咲妃しかいらない。
俺はずっと‥
咲妃のモンだよ…
他の誰のモノにもならない。」
「絶対だよ…」
咲妃はうるうるした目で
俺を見た。
グッッッ‥!と来た。
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