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「リョウ‥また、
お前と同じクラスじゃん」
大悟‥コイツまた背伸びた?
中3の冬にいきなり
ニョキニョキ伸びて
周りの俺らがビックリだった。ってかキモかった‥
「ああ?
こっちのセリフだよっ!!
お前が言うな。」
真宮大悟とは小・中と一緒で
いわゆる
幼なじみと言うやつだ‥
そして今日は高校の入学式。
またしても、
コイツと一緒とは…キモっ。。
「リョウ~!大悟~!
私も一緒だよ~っ!!」
忘れてた‥
幼なじみと言うやつが
もう一匹いた‥
「お前‥太った?」
「はあ~?太ってませんっ!!
むしろ、この制服を着る為に
痩せましたっ!!」
「ふ~ん。ユウも成長期か‥」
「成長期って‥?」
「胸。デカくなった。」
「‥!?‥リョウ~っ!!
ウギャァァァ~っ!!…」
俺の後ろを追いかけてるのが
常盤悠里。
小さい頃から小さくて
今も小さい。
顔は童顔で人気もあった。
が、残念ながら天然。
おバカちゃんだ‥
この高校に
よくもまあ合格したと思う。
よっぽど努力したか
まぐれか‥
しかし、
まだ追い掛けて来るか‥?
バンビみたいな顔して
蛇みたいなヤツだ‥
「ユウちゃ~ん。
先行くよ~っ!!」
「えっ?‥今、行く~。
‥リョウ~!!覚えとけよ~!!」
助かった。。
悠里がそう言って覚えていた
試しがない。
「リョウ~。俺らも行くべ?」
「あ~?お前、見てねえで
助けろよっ。
アイツ、しつけぇんだよ…」
俺と大悟は教室に向かった。
「ユウは昔っから
リョウのケツ追っ掛けてんな。お前のケツから
何か出てんじゃね?
フェロモンっての‥?」
「‥アホか。」
忘れてた‥
大悟もおバカちゃんだった。
教室に入って
辺り(女子)を見渡す。。。
ゲッ‥‥
レベル低っ。
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