break time 2

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「もし‥リョウが浮気したら どうするの‥?別れるの‥?」 そんな事は今のリョウには 有り得ない話だけど‥ 「‥別れるのはイヤ。 でも許せない。 多分‥気が狂う。」 怖っ…!! マジで怖いんですけど‥ 「‥大丈夫。 リョウはそんな事しない。 咲妃だけだよ。 変な事、言ってごめんね。」 (聞いた私が悪かった‥) 「ううん。私もいつまた 発作が出るか解んないし‥」 そりゃ危ないな‥ 「発作出たらさ、 私も大悟もいるから‥ いつでも相談にのるから。」 もう一人で悩まなくてイイよ… 「ありがと。心強いよ。 ユウちゃんも。 私にも相談してね。 Hは私の方が 先輩だからねっ。」 咲妃は悪戯っぽく笑った。 キュンとするな… 「そうだね‥じゃあさ‥‥‥」 私は咲妃にHの疑問を 色々と投げかけた。 咲妃は丁寧に説明してくれた。リョウが知ったら 怒鳴り散らしそうだな…笑えるリョウの顔をみたら 思い出しそう…笑える。 リョウと大悟は 私と咲妃が こんなディープな話を している事を知らない。 女の子はHな話が 大好きなんです‥ 咲妃は今日は 家庭教師が来る日だからと 帰って行った。 私はもう少し ブラブラしていた‥ すると‥ ナンパされてしまった。 結構しつこくて参った‥ 挙げ句、腕を掴まれた。 その時。 「腕。それ犯罪ですよ…」 ヌボっと現れたのは‥ 陽太だった。 ナンパ野郎と一悶着あったが 陽太は強かった。 初めて陽太の事を カッコイイと思った。 「ありがとう。」 (とりあえずお礼。) 「いーえ。 通行の邪魔だったんで。」 は‥?邪魔‥ですか。 それは失礼しました。 「家、帰るのっ?」 (明るく聞いてみた。) 「んん。帰るけど。何?」 何って… 「私も帰るトコ。一緒に帰ろ」(めげずに明るく言った。) 「帰り道が一緒だからね。 一緒に帰りたくなくても そうなっちゃうよね。」 何だと~!? わかりましたよっ! 一緒に帰りたくない訳ねっ!! 私は陽太の少し後ろを歩いた。これでイイんでしょうがっ!! すると陽太が立ち止まり 振り返った。 「あのさ。 ツケられてるみたいで 気持ち悪いんだけど‥」 ハア~~~!? 何コイツ~!? 気持ち悪いだと~!? 信じらんな~いっ!!
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