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大悟は
後腐れなく別れられる
体だけの関係を選んだが
それは逆に
体だけがあればイイ
と言う事で‥
いつでも終わらせれる
と言う事は
別に今、終わらなくてもイイ
と言う事で‥
ユウと言う
好きな女が出来た今‥
愛のナイHの怖さを
思い知った様だ。
ある意味、重みのある格言だ。
「‥で。まだ、かかんのか?」
「あ~。まだまだだぁ~。」
「‥お前。
シワシワになりそだな。
‥ククククッ。」(笑える。)
「テメエ~。
笑ってんじゃねえぞ~。
こっちはマジツレェんだよ~。ちっとくらい手伝えよ。」
「ああ~?
お前が蒔いた種だろがいっ!!
何で手伝わにゃ
なんねえんだよっ!!」
「友達だろ~。
助けてけれ~~~。」
「無理だろ~?お前じゃなきゃ無理だから困ってんだろ!!」
「リョウなら‥
大丈夫な気がする。
みんなリョウに乗り換えて
くれる気がする‥」
「ハア~~~!?‥テメエ~
俺を売るんじゃねえよ!!
バカかっ!!」
昼休みの終わりのチャイム‥
「オイ‥大悟。寝てくか?」
(どうせ寝てねえんだろ)
「あ~。寝る。終わったら
起こしてけれ~。」
「あいよ~。」
俺はズタボロの大悟を残して
屋上を後にした‥
あと何日掛かるんだかねぇ~
アイツの寝不足は
いつまで続くんだろねぇ~
ユウは
何も知らねえんだよなぁ~
知ってもどうなんだ?
って話だがな‥
でも‥
大悟はユウの為に‥
ズタボロの道を
選んだんだよな。
ユウの為じゃねえな。
自分の為だな‥
そうしないと
アイツはユウを抱けねえ。
ユウを愛する資格がねえと
思ってんだなぁ。
そう思った時点で
もうあんのに‥
ユウの事‥
一番大事にしてんの
大悟なのに…
昔から‥ずっと。。
シワシワになったら‥
ユウが潤してくれるさぁ~
今までの
人工的なモン全部絞り出して
100%ピュアなユウで
潤してもらえ~。
ガラガラガラガラ‥
「はーい。吉田、遅刻~。」
「‥ハアっ!?
まだ授業、始まってねえだろ!!遅刻じゃねぇだろっ?
俺の時計では‥
まだ1分あんぞっ。」
「ダメ~~。ってか。お前‥
時計してねぇだろ。
先生にウソをつくな。ウソを」
「ああ~?腹時計だよっ!!」
こんな事なら
大悟と寝ときゃ良かった。
ユウが俺を
心配そうに見ていた。
俺ではなく‥
大悟を心配して‥
俺はユウに
“大丈夫。”と
テレパシーを送った。
ユウはニコッと笑った。
通信成功。。
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