battle☆06

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大悟は あれからも清算を続けている。 ユウは相変わらず 大悟が遊んでいると 思っている様だ‥ それでもユウと大悟は いつもと変わらず じゃれあっていたりする。 以前と何も変わらない。 咲妃のお迎えも あの野球対決の日から 打ち切って 咲妃も学校の友達なんかと 楽しくやっていた。 勿論、 毎日のメールや電話は 必須項目なのだけれど‥ 苦にはならない。 俺は大悟が見つけて来た バイトをする事になった。 見つけて来たと言うか‥ 勧誘された‥ 大悟の母ちゃんの 店の常連客が経営している カフェ&バー。 昼はカフェレストラン。 夜はバー。 大悟と俺は たまに母ちゃんの店で 飯を食っていたので その経営者の事は知っていた。 大悟の母ちゃんは 前から言われていたらしい‥ 『是非2人に 手伝ってもらいたい。 時給は弾むから‥』と‥ 俺達はその時給に飛び付いた。 客寄せパンダと言うのは 承知の上で‥ 俺は それなりに機嫌良く働いていた 今日は久しぶりに バイトも休みなので 咲妃と会う事になっていた。 俺は咲妃の校門の横で 以前のお迎えの時の様に 待っていた…もう5月か‥ 熱いな‥ ってか‥相変わらず 浮いてんな‥俺。 ど~もこのガッコは 合わねえな‥ 「リョウちゃ~ん。」 んっ‥!! ゲッ‥!!‥ワンコだっ!! 忘れてた。こんなヤツいたな。 俺は校門から少し離れた。 ただでさえ ジロジロ見られてんのに… 近寄るなっ‥ 「久しぶりだねぇ。 彼女、待ってるの‥?」 何か‥毛。伸びた? 制服の方が大人っぽいじゃん。変わってんな‥ 「ああ。早くあっち行け。」 俺は犬を追っ払う様に シッシッとした。 「失礼ねぇ~。 ねぇ~バイトしてんだって? カフェバー?だっけ?」 ゲッ‥!! 何で知ってんだよっ!? 「どこ。どこ~?」 ワンコは甘える様に言った。 「ゼッテエ~、教えない。」 「何でぇ~?」 「お前。絶対、来るだろ?」 ワンコは コクンコクンと頷いた。 「でも。多分‥ すぐ解っちゃうよ。私。」 「ハ‥?何で‥?」 「だって‥もう噂広がってるよイケメン・カフェって。 時間の問題だよ。」 ワンコは クルクルした目で言った。 「何じゃそりゃ。も~いいっ!早くあっち行けっ!!」 「ヤダ。彼女、来るまで 一緒にいてあげる。」 ハア~~~!? ざけんなよ~っ!!
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