Prologue―日常

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ジリリリリリリ!! 「う、う~ん……」 やかましい。 誰だ目覚まし時計なんか置いた奴は。 ……俺か。 手探りで目覚ましを止め、布団にくるまったまま起きる。 今は四月。春だ。 春なのだが…… 「寒……春だろ、今は」 めちゃくちゃ寒い。 だが学校を休むわけにはいかない。 でかいあくびをしてベッドから降りる。 洗面所に降り、顔を洗ってから着替える。 それから朝飯を食べて、歯を磨く。 そんでもって、家を出る。
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