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そのカップはどれも形や色が違うものだった。
「いただきます。」
お茶を飲むのを見てグレイスは聞いた。
「それで今日はどうしたの?」
「実は女の人を仲間にしたくて。姉さん誰かいないかな?国を変える手伝いをしてくれそうな人。」
少し考えた後思い付いたようにグレイスは言った。
「1人仲間になってくれそうな人ならいるわ。」
「誰ですか?」
「赤人のビレよ。」
ビレに会いに行くまでスコットは久しぶりに会った姉との時間を楽しんだ。
愛俚は部屋に居づらく1人外へと出た。
冷たく吹くたびに風が砂ぼこりを舞いあげる。
外ではじっとしているのが苦手なのかハリソンたちが体を動かしていた。
武道派なんだっけ、いざという時に私たちを守ってくれるために来たんだよね。
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