日常へ

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とある広いマンションの部屋 一方通行はソファーで横になっていた 「ねーねー暇だよぉ、ってミサカはミサカはあなたに今置かれている現状を伝えてみたりっ」 「こっちは昼寝中だ邪魔すんじゃねェよ。番外個体とゲームでもしてやがれ」 リビングルームで番外個体は雑誌を読んでいたが飽きたらしく話にのってきた 「いつでも相手してやるよ?お姉ちゃん?笑」 「いーやーだーっ!だって強すぎるんだもん!ってミサカはミサカは悔しいけど負けを認めてみるっ!!」 「あれれ~?そんなんでいいのかな~?負け犬お姉ちゃん??笑」 その瞬間打ち止めはスクっと立ち上がり、拳を強く握りしめると額辺りからビリッと火花が散っていた 「…あなたは今触れてはいけないところに触れた…ってミサカはミサカは拳を握ってみたり…」 「ほほぅ?ヤる?笑」 「尋常に勝負ー!!!!!」 (これが普通の生活ってヤツなのか…やっぱ違和感はまだまだ抜けねェ…) テレビの方を見ると番外個体と黒いオーラが出ている打ち止めがゲームをしている。今回は一ゲームが長くお互いのゲージが少しずつ減っていく 「今回はいい勝負してんじゃねェか?」 「おや?よくわかるね?興味ない言ってる割りにはうちらの対戦を見ているようだけど?実は興味をお持ちで?笑」 「うっせェよ黙っとけ。」 次の瞬間、片方のゲージが0になった。 さっきまで黒いオーラを出していた少女から黒いオーラが消え、身体全体が透けるように白くなって固まっている そして一言 「…燃え尽きた」 「あれ?語尾が消えてる?笑」 「変わりに倒してってミサカはミサカは遺言を残してみる…」 「面倒くせェ…」 「逃げるの?笑。打ち止めの遺言だよ?笑。打ち止め泣いてるよ?笑」 番外個体の後ろで打ち止めがうるうるとしている 「…クソッたれが」 「んじゃ相手してもらおうかしら第一位?笑」 数分後、打ち止めは泣きながら一方通行にもぉやめて、と泣きついた 悪意を抽出するように作られた彼女は何回も倒されて身体が白く透けはじめたそうだ
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