日常へ

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常盤台中学女子寮 御坂美琴は上条と再開を果たし、彼に言われた通りベッドの中にいた (なんでだろ?ベッドには毎日潜ってたのに、なんか感じが違う。…そっか。今まで私がベッドにいた時はずっと「書庫」を確認したり、泣いたり、現実逃避したり、心配ばっかしながらいつの間にか眠ってたわね。今日はそんなものなくて、安堵感でいっぱいだし、寝る目的で潜ってる。こんなに見る世界って変わっちゃうんだ。アイツの存在で。…まだ距離は遠い…かも…しれないけど………いつ……かは………………) ガチャっと部屋の扉が開いてツインテールの少女が入ってきた 「おねぇ…。あら、寝てましたのね。こんな幸せそうな寝顔を見るのは久々ですの。いつもは涙を流しながら寝ていらしたのに。…彼の存在はお姉様にとって、お姉様を対等に見てくれる存在以上になっているのでしょうね」 「…ん」 (あら、ちょっとうるさくしすぎてしまったよう。もうすこし静か―) 「んふふ、とぉまぁ、もぉ離れないで…ね」 次の瞬間テレポートで部屋を後にし、寮の庭園に移動し庭園の木に頭突きし始めた 「あれ、白井さんではなくて?あんなに頭突きしていったい何があったのでしょう?」ドスンッ 「邪魔をしてはいけませんわ。何やらとても大変なお悩みをかかえているご様子ですし」ドスンッ 「御坂様のルームメイトですしいろいろ相談などを受けたりするのでしょうか?となるとわたくし達には到底わからないお悩みかもしれませんわね。」ドスンドスンッ 「そっとしておきましょ」ドスンッ 女子生徒達はその場を後にした
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