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「うぎゃああああああああああ!!!!!!」
第三次世界対戦が終戦を迎え、上条当麻は学園都市に帰還した
しかし不幸な男は無事で学園都市に帰還できたはずがなかった
学園都市に帰還して高校に連絡し、子萌先生から「毎日補習なのですよ」と地獄言葉を放たれ、とあるシスターに出会い、頭を噛み付かれ病院に搬送された
そして今、見舞いに来たとある女子中学生は俺を見るなり電撃を放たれた所だった
「で…出会い頭電撃を浴びせるのはいかがなものでしょうか!?」
「うるさいっ!今まで行方くらまして…!みんな心配してたんだからっ!」
美琴の頬には雫が流れていた
「…悪りぃな。本当にみんなには迷惑をかけた。あとでみんなに頭下げにいかねーとな。…そぉいえばお前なんでロシアにいたんだ?」
「そんなのアンタが心配だったからよっ!…っ!?」
本音を言ってしまい美琴は口を抑え顔を赤らめた
「はははっ、俺のために…か」
上条は笑顔だった
美琴もその笑顔が嬉しかった
彼が無事に帰ってきたことを神に心から感謝した
しかし次の言葉で世界が180度回転する
「ほんと馬鹿だよなお前って」
上条は美琴を安心させたかったのだろう
しかし美琴は本気で心配をしていたため冗談が通用する心理状態を持ち備えていなかった
上条が消失してから今まで食事も喉を通らず、学園都市の「書庫」を覗いてはツンツン頭の少年を検索し、学園都市内をふらふらとさまよっていたのだから
そのため彼女の気持ちは安心を越え、驚愕を越え、怒りへ変換されていった
「…アンタっていう人は…」
美琴の前髪辺りから静電気のようなものが散った
「少しは人の気持ち考えなさいよーっ!!!」
電撃は彼に向かって一直線に放たれ、彼はまさかの電撃に反応が遅れ、なんとか目の前で右手が打ち消した
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