849人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらくするとガラガラっと病室の扉が開き土御門が入ってきた
「カミやーん。お見舞いにきたぜー、無事で何よりだにゃー」
「土御門か。お前にも心配かけたな」
「何いってんだカミやん、心配なんかこれっぽっちもしてないぜよ」
「おいシスコン。ぶん殴ってやろうか」
「できるもんなら」
数分後、上条にアザが何箇所かできていたのは言うまでもない
「さて、本題に入ろう。今この世界はお前が救った世界だ、表沙汰にはなっていないものの、魔術や科学の上層部では有名人だ。これが何を意味してるかわかるか?」
土御門は悪友から暗部のリーダーの喋り方に変わった
上条もそれに気づき真剣に取り合う
「これからの生活に影響が出るって言うのか」
「その可能性は極めて高い。お前の力に興味を持ち出す輩もいるだろう。それもスキルアウトとかの話じゃない。もっと暗闇のやつらにだ。それもお前だけじゃない。周りの環境にもだ」
「…周りにも…」
「そぉだ、お前は今までたくさんの人々を救ってきた。これからはそれ以上に厳しい戦いを強いられるかもしれない」
「…それでも俺は救うぞ。他人が傷付くとこなんて見たくねぇ。これからも。ただ、それだけだ」
土御門は鼻で笑う
「甘ったるいお前らしいセリフだな。これからもフラグ立たせまくるのも問題だにゃー」
「お前は俺を一体なんだと思ってやがんだ」
「そりゃぁ無自覚の女っ垂らしに決まってグフッ」
上条のアッパーが綺麗に決まった
最初のコメントを投稿しよう!