日常へ

5/10
前へ
/534ページ
次へ
しばらくするとガラガラっと病室の扉が開き土御門が入ってきた 「カミやーん。お見舞いにきたぜー、無事で何よりだにゃー」 「土御門か。お前にも心配かけたな」 「何いってんだカミやん、心配なんかこれっぽっちもしてないぜよ」 「おいシスコン。ぶん殴ってやろうか」 「できるもんなら」 数分後、上条にアザが何箇所かできていたのは言うまでもない 「さて、本題に入ろう。今この世界はお前が救った世界だ、表沙汰にはなっていないものの、魔術や科学の上層部では有名人だ。これが何を意味してるかわかるか?」 土御門は悪友から暗部のリーダーの喋り方に変わった 上条もそれに気づき真剣に取り合う 「これからの生活に影響が出るって言うのか」 「その可能性は極めて高い。お前の力に興味を持ち出す輩もいるだろう。それもスキルアウトとかの話じゃない。もっと暗闇のやつらにだ。それもお前だけじゃない。周りの環境にもだ」 「…周りにも…」 「そぉだ、お前は今までたくさんの人々を救ってきた。これからはそれ以上に厳しい戦いを強いられるかもしれない」 「…それでも俺は救うぞ。他人が傷付くとこなんて見たくねぇ。これからも。ただ、それだけだ」 土御門は鼻で笑う 「甘ったるいお前らしいセリフだな。これからもフラグ立たせまくるのも問題だにゃー」 「お前は俺を一体なんだと思ってやがんだ」 「そりゃぁ無自覚の女っ垂らしに決まってグフッ」 上条のアッパーが綺麗に決まった
/534ページ

最初のコメントを投稿しよう!

849人が本棚に入れています
本棚に追加