５分で読める短編ミステリー

恭一。

《１作目・恭一》

【登場人物】
小室恭一〔主人公〕
男Ａ〔恭一に話し掛けた男〕
男Ｂ〔モニター近くにいた男〕
男Ｃ〔ボタンを押した男〕
女〔叫んだ女〕
覆面〔ザ・脱出主催者〕
他２人〔セリフ無し〕

【解説】
この作品を書き上げて読んだところ、約５分だったことから短編集のタイトルを『５分で読めるミステリー』としました。

文字数にして１６００～１８００文字くらいの作品になります。大半のかたが５分かからないかと思います。

さて、この１作目『恭一』ですが、重々しい空気のなか始まります。

ザ・脱出の主催者、覆面は暇を持て余した金持ちです。

この覆面は人が恐怖し、死んでいく姿を見たくなります。

文中にはありませんが、見たい＝脱出方法などなかった、ザ・脱出。

しかし、恭一の一言が、その流れを変えます。結果、覆面は恭一、他６人を解放するしかなくなった。

というのがオチです。