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恭一に話し掛けた男の他に人影があった。目で追って数えると5人。
恭一と目の前の男を入れれば合計7人がこの空間にいることになる。
──いったいここはどこなんだ?なぜ俺はここに?
恭一は自分の記憶をたどった。
──自殺をするために確か暗闇の中、断崖絶壁の上に立った。
恭一の記憶が弾けるように広がった。
瞼を閉じカウントダウンをしたあと、両手を羽交い締めにされ、口を布で塞がれた瞬間意識が遠退いた。
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