近づいてみるとそれは翼のようなものでした。
それは何かを包んでいるようです。
そしてもう30mといったところでその全てが明らかになりました。
(え・・・人!?)
そう、その正体は真っ白な翼に包まれて眠っている人でした。
思わず見とれるような顔立ち。さらさらとした黒髪。見たことも無い真っ黒な服装。
そしてもっとも特徴的なのは背中に生えている翼。
その姿はまるで・・・
「・・・天使様・・・?」
と、思わず声に出してしまいました。
そして、何を思ったのか私は、子供のように安心しきって寝ているその人の顔を覗き込んで・・・手を伸ばし・・・
ツン・・・ツン・・・
と指先で突っついていました。
「柔らかい・・・女の子みたいです。・・・羨ましい・・・って、私は何をやっているんでしょう!?」
と思わず声を荒げてしまいました。
「ん・・・」
と、その人は呻き声を・・・
「っ!?」
まさか・・・起きる!?
???サイドアウト
志貴サイド
何かが頬に当たる感触がする・・・。
・・・突かれてる?鳥か?
「・・・柔らか・・・の子・・・・・・しい・・・・・・って私は何をやっているんでしょう!?」
声が聞こえる・・・その声は女性のようで可愛らしい声だ。
・・・最後の方は声を荒げていたが・・・
「ん・・・」
「っ!?」
何が起こっているのか確認するため目を開ける。
目を開けるとそこには・・・
「え・・・?」
目の前いっぱいに広がる顔・・・しばらくするとぼやけた視界もはっきりとし、表情も分かってくる。
その顔は同年代の女性のもののようで、幼さを残しつつも美しい顔立ち。目はパッチリとしており、唇も小さく引き締まっている。銀色の腰まである長く、緩くウェーブのかかった髪。驚きによって大きく見開かれている瞳の色は色素が抜け落ちてしまったような白眼。しかし完全真っ白というわけでもなく、ちゃんと瞳孔も確認できる。
・・・所謂美少女だがその肌は病的にまで白い。
そんな美少女に顔を覗き込まれるという、体験などしたことのない俺は・・・
(え?なにこの状況?なんでこんな所に人が居るの?っていうかこの子誰?っていうかなんで顔覗きこまれてんの?近いって近い顔が近いよおぉぉぉ!?)
と完全にパニックで、目の前の少女はというと・・・
(瞳も真っ黒・・・まるで吸い込まれそう・・・)
と、場違いなことを思っていた。
と、とりあえず何か言わねば・・・この状況を打破するためには?頼む俺のバードブレイン一番いい答えを教えてくれぇ!!
とりあえず俺の出した答えは・・・
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