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「さぁ僕を殺せ!
その代わり彼女を逃がしてくれ。」
彼氏は梢の前に立ち両手を広げた。
本当は恐怖で足が震えそうだった。
しかしこの女の持つ大金は魅力的だ。
早くこいつらを撃ってくれ、そう願いながら彼氏は必死に震えを押さえ立っていた。
3人の男達が顔を見合わした。
何が面白いのか、その顔には笑みが浮かんでいる。
「もしかしてお前、あそこで隠れてる奴等が助けてくれると思ってるのか?」
男が茂みやショップの屋根を見た。
バレていた…
彼氏の心臓が急スピードで鼓動する。
「なんの事だよ。
そんなの関係ない!
俺は彼女を命に代えて守る!」
彼氏は動揺を抑えながら叫んだ。
そして心の中で早く助けてくれと…
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