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翌日、俺は昼間から風呂に入っていた。
梢との事を考えていたらあまり寝られず、寝ぼけた頭を起こすためだ。
浴槽に浸かり、天井に昇る煙をただぼんやりと眺めていた。
その時、微かだが邪気を感じた。
場所は…?
何体…?
強さは…?
悪魔の正体を探るために眼を閉じ集中する。
いつもなら直ぐに分かるのだが、今日は何かがおかしい…
何かが感知するのを邪魔していてうまく探る事が出来ない。
白夜は浴槽から立ち上がり風呂場を出て、洗面台の鏡を開いた。
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