神の力

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………… ………… ………… 遅い! 遅すぎる! 灰皿には数え切れない程の吸い殻が溜まっている。 「だから怒るからメールにしたくなかったんだ。 電話ならもう少し気を使って聞けたのに…」 白夜はぶつぶつ文句を言いながらコートを羽織った。 このまま返信を待っていても、きっと返信は返ってこないだろう。 待っていても始まらない。 車の鍵を手に取り、玄関を出て車に乗り込んだ。 こうなったら家に行って直接話すしかない。 車のエンジンを掛け、梢の家に向かって車を走らせた。
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