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洗面台の鏡の後ろから取り出したのは人の形をした紙だった。
白夜がその紙に何かを呟いた。
すると、ポンっと音がして紙から煙が上がった。
煙が晴れると、煙の中に二頭身の兵士が3人立っていた。
大きさは十五センチ程度で日本兵の様な服装をしていて、手には刀が握られていた。
姿形はまるでマニメの世界の様なコミカルな仕上がりだ。
そして白夜はその兵士に耳打ちをした。
すると3人の兵士が敬礼をして、白夜が風呂場の窓を開けてやるとそこから飛んで行ってしまった。
白夜は再び湯船に使った。
敵の正体は分からないが、ある程度の相手なら彼らで充分だろう。
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