神の力

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「来なさい。」 そう言っておばさんは歩き出した。 「えっ…」 戸惑う白夜。 「このままにしてたら、風邪をひくどころか本当に死んじゃうわよ。 理由は家の中で聞かせてもらうわ。」 おばさんの後を白夜はついていった。 玄関を上がり、居間に通された。 暖房の効いた部屋。 暖かい空気が体を温める。 がっ、部屋の真ん中に置かれたコタツに入って、こちらをじっと見つめる人物を見て、再び凍りつく… 梢の父親だ。 明らかに怒っている。 しかし、それも無理はない。 大事な一人娘。 そんな一人娘の家の前で、何時間も立ち続けていたんだから… ストーカーだと思われても不思議ではない。 しかもこんな深夜に…
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