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重苦しい空気の中、最初に口を開いたのはおじさんだった。
「何をしに来たんだ!
何のつもりなんだね!!」
明らかに怒っている。
「それは…
ちょっと娘さんに話を…」
白夜は曖昧な返事をした。
まさか、娘さんに神の力があり、体にアザが無いかを調べに来たとは言えない。
例え言ったとしても、信じないだろうし、逆に怒りを増幅しかねない。
「話しにならんね。
娘は君とは会いたくないと言っているんだろ?
もう帰ってくれ!
これ以上付きまとうなら警察を呼ぶからな。」
おじさんは俺を睨み付け立ち上がり、部屋を出ようとした。
仕方ない…
どうせ嫌われてしまったし、今更気にする事はないか…
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