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「印の事で…
梢には聖痕があるのでは?」
白夜はボソッと呟いた。
聖痕…
その聖痕と言う響きに、部屋を出ようとした父親が足をとめた。
母親はちょうどお茶を運んで、部屋に入ろうとした所で固まっている。
やっぱりそうなのか…
梢には聖痕があるんだ。
この2人の反応を見れば、それくらい分かる。
俺は固まる2人に、更に続けた。
「何か知っているんですね!?
大事な事なんです、教えてください。」
2人の表情から、かなり動揺を感じ取れる。
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