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２０分後、風呂から上がった俺はビールを飲みながらソファーでテレビを見ていた。
天気の良い日曜の午後、本当なら愛する者と過したい。
しかしその相手は居ない。
好きな女性は彼氏と楽しくデート、それを考えるだけで何もやる気が起きない。
片付けなければならない悪魔退治の話しは山程ある。
しかし急を要する案件も特にはない。
この世界の至る所に悪魔は存在する。
それでも人間に物凄い被害を及ぼす者は居ない。
人間界に迷い込んだ悪魔の殆どがイタズラ程度の事しか出来ない。
たまにレベルの高い悪魔が紛れ込むが、それでも人間を殺したりはしない。
だからやる気の出ない日には何もしない。
誰かが少し位イタズラされたって、今の俺の憂鬱さには勝てない筈だ。
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