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それから3日後、世界が悪魔の存在を知った。
その日、俺は前夜の悪魔狩りが長引き、昼くらいまで寝ていた。
魔王などについて、何一つ分からない事に苛立ち、手当たり次第に悪魔を殺していた。
「うるせぇーな!
誰だよ。」
俺は文句を言いながら、ベッドから立ち上がった。
電話が鳴っている。
初めは無視していたが、かれこれ30分以上、何度も鳴り続けていた。
「なんだよ!?」
俺は苛立ちながら受話器を耳に当てた。
「白夜さん!
何をしてるんですか!
大変ですよ。」
先日の男だ。
大分慌てている。
「寝てたんだよ。
どうしたんだ?」
「感知してないんですか?
早くテレビをつけてください。」
男は呆れながら言った。
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