#九章#

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すかさず俺がスパンッとハリセンのツッコミを小夜にすると、もう一人の問題児がやって来た。 「熊、取ったど~ッ!!」 「ギャアアッ!?」 口から舌をベロッと出して死んでる熊を、軽そうに片腕で持ち上げながら来たコイツはクコ。 紅朱赤っていう戦闘一族の末裔らしい。 「そ、その熊はどうした!?」 「食い物を探しておったらな、儂を睨んで来たから斬った」 しれっと言うクコは、熊を地面に降ろすと「熊鍋にするかの」と言い出した。 「熊鍋って…」 「‥ホントだよね。他にレパートリー無いの?」 「いや、ツッコミ箇所違くないか!?」 .
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