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すかさず俺がスパンッとハリセンのツッコミを小夜にすると、もう一人の問題児がやって来た。
「熊、取ったど~ッ!!」
「ギャアアッ!?」
口から舌をベロッと出して死んでる熊を、軽そうに片腕で持ち上げながら来たコイツはクコ。
紅朱赤っていう戦闘一族の末裔らしい。
「そ、その熊はどうした!?」
「食い物を探しておったらな、儂を睨んで来たから斬った」
しれっと言うクコは、熊を地面に降ろすと「熊鍋にするかの」と言い出した。
「熊鍋って…」
「‥ホントだよね。他にレパートリー無いの?」
「いや、ツッコミ箇所違くないか!?」
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