#九章#

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何で俺達が旅をしているのかには理由がある。 俺は姉さんを殺した「硝子の鈴を着けた侍」を探し… クコは同じ紅朱赤の一族を探して… 小夜は最強の女剣士を目指している。 「‥あ、煮えたみたい」 「ん~…香しい匂いじゃな」 「‥ったく、料理すんのは俺かよ…」 取り敢えず俺達は、遥か西を目指して旅をしている。 こんな二人と和気あいあいとまではいかないけど、それなりに楽しみながら旅も、まぁ悪いない。 「‥あ、その肉ちょうだい」 「儂が取った熊だぞ?」 …うん。悪くないと信じたい。 .
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