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「…と、言うワケだ」
「いや、どんなワケじゃ?」
衣服を着て、焼けた魚を食べるモニカに、俺は待たせていたクコと小夜にさっきの出来事を話した。
「‥何でドレス?」
「しゅふぃじゅたりゅにょも、ぶひぃがばでってはずじべいでぶしょう?」
…魚を口一杯に入れてじゃ、何言ってるか判らん。
「‥成る程。それは正しいね」
「今の言葉が判るってか!?」
俺がモニカが言った言葉を理解した小夜に驚くと、彼女何処から持って来たか不明な眼鏡を掛けて説明した。
「"淑女たる者、無礼があっては失礼でしょう"…と、言ったのだよワトソン君」
「おぉ~…成る程…って、誰がワトソンだ!」
「いえ、違います」と、ハンカチで口許を拭きながら小夜の訳しを否定するモニカは、にこやかに意味を話した。
「私は"お気に入りなんです"と言ったのです」
「ウソつけぇ!!全然違うだろうが!!明らかに9文字以上喋ってたぞ!?」
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