#九章#

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「止さんかショウ。それより…モニカ・フォン・ヴァンガードとか言うたかの?」 「モニカで結構ですわ。私も貴方方を名前で呼びますので」 「ウム、ではモニカ。もしやお主、ヴァンガード社の者か?」 「…ヴァンガード社?あの超金持ちの会社の?」 ヴァンガード社って言うのは、爪楊枝から大型船まで手広く商売する一代企業で、江戸門戸にも支社や支店がいくつもある。 …待てよ? って事は…モニカって── 「…セレブ?」 「まぁ、そんなモノですわ」 「「「エーッ!!?」」」 モニカ以外、みんなで驚いて返す言葉が無いと、俺は「ちょっ…ちょっとタイム」と言ってクコと小夜を呼んだ。 .
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