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世界一。
現在における日本情勢の一つにそのワードがついたジャンルがある。
それは――――《霊》である。
霊とは、
【生者が死に、霊魂と呼ばれるモノが肉体から出て、普通ならそのまま浄土に召され輪廻転生のサイクルに乗り一個人としての生涯が終わる筈の所で、霊魂がこの世に何らかの悔いや未練を残す事で、霊体と呼ばれるものにメタモルフォーゼしてこの世に留まるモノ】の事。
その霊が何らかによる事象で世界の国々を随を抜いて《いる》数が多い事から日本は《ゴーストヤード》と言われている。
比例。
その言葉が丁度しっくり当てはまるんじゃないか。
霊の数は死者の数に比例する。
それと同時に、それを《見る》事が出来る人間が出てくる。
そういう人をまとめて【霊感者】という。
またその霊感者にも霊に接触するに当たり段階が存在する。
それを世界万国共通で【Stage】で表す。
簡潔にStageを説明するこうだ。
Stageは10個で段階分けが成される。
Stage‐1からStage‐2までは下級霊感者。
霊を見る事はないが、霊の存在、感覚を確認出来る。
Stage‐3からStage‐6は、霊を見る事【肉眼による】が出来る。
そしてStage‐7からは今までのStageとは異質の存在になる。
Stage‐7からStage‐9は霊を見る、感じる、そして霊体と話すが可能になり。
Stage‐10については、まだ俺も知らない。というか聞いたことすらない。
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