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しばらくすると、山本が指を指しながら、話し出す。
「用は退屈なんでしょ?」
相川は酒を手に取り、口に含むと山本に返事をする。
「そうだな…休日だけじゃなく毎日だよ。毎日、毎日、同じ事の繰り返し、つまんねぇ」
相川が深い溜め息を付くとまた話し出す。
「何かこうスカッとするような事ねぇか?、人生ががらっと変わるようなさぁ」
相川が返答を求めても山本は黙り込む。
長い沈黙の後、山本が小さな声で告げる。
「ありますよ」
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