招待状

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都内 某駐車場 「ここ…だよな…」 第2回戦当日の空は生憎の雨模様、服をスーツで揃え、傘を広げる。 雨のしずくが降り注ぐ傘の柄で、しずくの重さを感じながら、指定された時を待つ。 招待状を広げ記載された地図を見る…すると、 そばにいた相川と似た黒スーツの男が近寄ってくる。 「プレイヤーの方ですね」 「あっ…いやぁ…代理なんだけど…」 相川は黒スーツの顔を見て驚愕すると同時に不気味さを感じた。黒スーツの顔が無く、代わりに無表情な仮面をかぶっているではないか…。 驚いてる間もなく、仮面の男は語り出す。 「招待状があれば構いません。ただし、ゲームでの賞金獲得の権利、また負債の義務は、参加される者…つまり貴方に発生致しますがよろしいですか?」 少々考えた後、これを承諾する。
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