幼馴染み

11/43
前へ
/53ページ
次へ
休み時間、トイレから帰ってきたら北村と亜理名は教室にはいなかった。 午後の授業の5分前に帰ってきた2人は顔が真っ赤だった。 きっと北村が亜理名に好きだって告白したんだろう。 政治・経済の授業じゃないのに僕の携帯には2人からのメールが届いた。 『喜多!!俺、倉木と付き合うことになった!!―北村昌生―』 『雪音ちゃん!北村くんに告白されちゃった…付き合ってって言われていいよって言っちゃったよぉ…―倉木亜理名―』 やっぱり。 なんで2人とも僕にわざわざメールしてくんのかな。勝手に付き合えばいいじゃん。僕には関係ない。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加