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休み時間、トイレから帰ってきたら北村と亜理名は教室にはいなかった。
午後の授業の5分前に帰ってきた2人は顔が真っ赤だった。
きっと北村が亜理名に好きだって告白したんだろう。
政治・経済の授業じゃないのに僕の携帯には2人からのメールが届いた。
『喜多!!俺、倉木と付き合うことになった!!―北村昌生―』
『雪音ちゃん!北村くんに告白されちゃった…付き合ってって言われていいよって言っちゃったよぉ…―倉木亜理名―』
やっぱり。
なんで2人とも僕にわざわざメールしてくんのかな。勝手に付き合えばいいじゃん。僕には関係ない。
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