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「じゃあ、今日はもう帰るね。おやすみ。」
「え…雪音ちゃ…」
僕は亜理名の部屋を出て自分の部屋に戻った。
あーあ。
言ってしまった。
言いたくなかった。
もうきっと僕は亜理名の傍にはいられない。
一番恐れていたのに。
何度も堪えてきたのに…
明日は先に学校へ行こう。
きっと亜理名も気まずいだろうし。
僕はパジャマに着替えてもう一度ベッドに潜った。
涙は出ないのに不安で不安で仕方なくてなかなか寝付けなかった。
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