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「…………」
室内を沈黙が支配した。
(社会的制裁って、要は警察沙汰のことだよね……)
もし先輩達が法の裁きを受けるとしたら、何の罪に相当するのだろう。
ふと、そんな疑問が浮かんだ。
その前に、どうやって先輩の罪を立証するのか。先輩達は別に、無理やり皆を連れ去ってきたわけではない。
そもそも、この事件を社会的に、法的に裁くことなど可能なのか。
考えれば考えるほど、頭が混乱する。
土地神様はお婆さんに近寄ると、正面に膝をついてしゃがみこんだ。
「……どうか、顔を上げてくれないかい?」
穏やかな声で語り掛ける。お婆さんは床から頭を離し、土地神様を見た。
「道祖神様……」
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