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同じ下級戦士のカリフたちとは、戦果を競い合う仲だった。
「カリフが? なぜ」
「さあね」セリパは肩をすくめた。「レベルCの星域だ。あいつらにとっちゃ楽勝のはずさ。だけど全滅したっていうんだ」
「戦闘は水物だ。そういうこともある」
「…………」
セリパは黙ってグラスを揺らした。氷がぶつかる音がした。
ややあって、彼女は明るい声で言った。
「もうそろそろラディッツが帰ってくる頃じゃないのかい」
「さあな」
「冷たいねえ。それでも父親かい」
バーダックは鼻で笑った。
「生まれてすぐに辺境惑星に送り込まれたクズだ。ま、オレのガキじゃそんな程度か」
ラディッツの母親は行きずりの女だった。もう顔も覚えていない。ラディッツを産んだ後、どこかの星で戦死したと聞いた。
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