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子供を見送るとレイは部屋へと入った。
部屋の中は廊下同様に薄暗い。狭めの室内には長机が2つとホワイトボードが1つある。この部屋が俺達の会議室。
「あら、こんにちは」
背筋が凍るような冷たい女の声。
「なんだ双葉か…」
「なんだは無いんじゃない?相変わらずつれないはね」
長机に腰掛け、自慢の黒いロングヘアを手で弄りながらこちらを見つめる。
見つめてくる黒い瞳はとても冷たい。
彼女の養成所での番号は【2】。組織に連れて来られた時、葉っぱのブローチを付けていたから双葉と呼ばれている。
「任務を説明する」
レイは任務説明を聞くため長机に腰掛ける。
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